はじめに
この度、聖学院中学・高等学校の卒業生である先輩・後輩の会社でタイアップを実施し、成功した事例がございました。
同窓会で始まった卒業生の事業者との交流ですが、次第に1つのプロジェクトとして少しづつ進め、収益化・事業再生と目的を達成してきました。
事業関係者様をつなぐお手伝いを同窓会で盛り上げたいと考えております!
聖学院同窓会から、どのように事業タイアップが生まれたのか?
対談形式でご紹介します。
まず初めに、今回、聖学院同窓会から事業タイアップが生まれた経緯を教えてください。
冨村:はい、私(冨村)も、安達さんも、中高物理部出身でして、歳こそ12学年離れますが、安達さんが現役時代から、部活動を通してよく知る仲になります。安達さんが高校を卒業してしばらくして、同窓会内にあるネットワーク委員会の活動に参加してくださり、そこから仕事の話をよくするようになります。
なるほど、お二人には物理部、そして同窓会委員会活動という共通点があったのですね。
安達:そうなんです。もともとサイト構築やサーバー設計などに興味があったことと、冨村さんに同窓会でホームページを立ち上げるために、諸先輩方と定期的に母校に集って検討を始めたので、そこに参加してみないか、とお誘いをいただいたため、就職活動前の社会勉強も兼ねて、参加してみることにしました。おかげさまで諸先輩方に就活のご助言をたくさんいただき、当時、一番に入りたかった会社に就職することができました!
同窓会活動でお若い方は珍しいのかなと思いましたが、そんな良いことがあったのですね。その後、事業タイアップの話にどのように展開して行くのでしょうか?
冨村:実は、同窓会では、安達さんを始め、お若い方もたくさん参加してくださっています。みなさん就活もあったり、社会人になってしまうと、お忙しい日々が続くでしょうから、なかなかご参加いただけませんが、安達さんは同窓会公式サイトが運用開始して以降も、記念祭などイベントがあるたびに参加してくださり、熱心に活動をされていました。そんな中で、2019年11月の記念祭後の懇親会の席で、安達から、ホームページやシステム構築の会社を興したいという相談があり、今回の事業タイアップの話が始まることになります。
なんと、きっかけも母校の記念祭だったのですね!聖学院から始まるご縁なのですね。
冨村:私(冨村)自身は、高校在籍時から起業に興味がありました。先生方に、色々なお仕事を経験させていただき、紆余曲折ありましたが、お陰様で法人を3社、コンサルタント(役員)として所属している会社も、他に何社かありました。私の経験から、スタートアップの厳しさは身に染みてよく分かっていました。どれだけ安達さんが本気なのかも知りたかったため、その懇親会の席では、止めるように強く諭したくらいです。ところが、安達さんはゼッタイに諦めない、不屈の精神をお持ちの方ですから、数日後にまた連絡をしてきて、どうしても諦めなくないからプレゼンをさせて欲しいと言ってきました。
安達:そうなんです。補足しますと、冨村さんに起業や経営面でのコンサルティングをお願いしたかったのですが、冨村さんはとても慎重な方ですから、簡単に首を縦に振って下さらないだろうと思ったんです。そこで、冨村さんが経営されている、一般社団法人日本エアマンシップ・操縦士養成機構(JAMBO)、つまり、エアラインパイロット養成の、サイト戦略上の問題点とその改善点を提案することで、自分が興したい会社が、どれだけ社会に求められているものなのか、ご理解をいただくのが先だと思いました。
冨村:安達さんのプレゼンは素晴らしかったですね。熱意はもちろんですが、ご提案いただいた改善点は、お恥ずかしい話ですが、目から鱗でした。正直、私はさらに遡ること15年ほど前に、経営する不動産賃貸部門のサイトを自分で立ち上げて、SEO対策を施して集客をしていました。「町の名前 アパート」などの検索ワードでトップに掲載されることも多く、不動産仲介会社より多くお客様を獲得したこともありました。そんな知識も持っていましたから、今でも自分で出来ている、って勘違いしていたんですね。さまざまな会社を経営して、コンサルティングもしているうちに、ウェブやSEOの知識を学ぶ時間なんか全くなかったのです。概論こそ理解していても、技術力はすでに腐っていたことを安達さんはご指摘くださったんです。
なるほど!そんな込み入ったところまで話が出来るくらい、お二人は信頼関係が成り立っていたのですね。
安達:いやいや、信頼関係こそ強固なものでしたが、プレゼンの場では、そんな強く指摘をしたつもりはありません。冨村さんが素直にそう受け取ってくださったからこそ、きっとプレゼンが上手くいったのだと感謝しています。結果的に、私(安達)は冨村さんから、経営のノウハウを教えていただき、冨村さんの経営する(社)JAMBOのサイトを構築しなおして、収益を倍増させていくお手伝いをさせていただけることになりました。
それは良かったですね。いよいよ始まったタイアップですが、その後どのような展開がありましたか?新型コロナによる経済低迷など、影響も大きかったのではないでしょうか。
冨村:そうなんです。コロナが始まり、色々な問題も発生しましたが、安達さんと連日互いの話をする中で、コロナ禍での社会の動向、今後の展望、人類と新型コロナがどのように共生して行くのかなど、研究を重ねたこともあって、関東圏の入会者は一時期低迷しましたが、日本全国から入会者が徐々に伸びていきました。もちろんそこに繋がったのは、安達さんと安達さんのご家族皆様が、相当な時間をかけて作ってくださっている磐石な公式サイトのおかげと思っています。
安達:元々、エアラインパイロット養成には社会的に必要とされていることでもあり、パイロット志望者の母数がさほど大きくないという状況から考えても、私たちスタートアップにはちょうどチャレンジしやすいフィールドでもあったと思います。私がそれまで培ってきた、実績や経験が、これまでと違うフィールドで活かせるかどうか、とても良い腕試しになりました。結果、パイロット志望者のシェアで、およそ4割が定期的にご利用いただいているオウンドメディアにまで成長させることができました。
冨村:安達さんが起業したいとプレゼンしていただいた時、私はひとつ提案をしたんです。ホームページやシステム開発は、安達さんの武器。その武器を使って何を為すのか?それは、社会やお客様が困っていることを聞いて解決して行くこと。つまりは、安達さんにはコンサルタントになってくださいと。以降、弊社の仕事はもちろん、安達さんがどんどん仕事を獲得して行く様子を見て、コンサルタントとして成長されていく様を見て、とても嬉しく思っています。今では、弊社にとってかけがえのない存在になっています。
とても強力なタッグになっていますね。これぞWin-Winの関係と言えるのでしょう!
安達:私がやりたかったのは、ビジネスマッチングなんです。別の会社同士をタイアップさせるというよりは、私や周囲が持っている、全然異なる考え方や技術力をマッチングさせることで、もっと素晴らしい世界が開けるのではないか、という点です。常に10年後、20年後を考えた展開を考えています。なので、そういった話で冨村さんと盛り上がってしまうので、いつも寝る時間は深夜になりがちです(笑)
冨村:聖学院同窓会が今後目指すべきものは、まさにその点にあるのだと思っています。聖学院の卒業生一人ひとりが、聖学院らしさの上に、神様から与えていただいた賜物、つまりアイデンティティを持っているわけです。安達さんがおっしゃるように、それらを融合していくと、母校を中心に、どれだけ強固なタッグが組めるのかなと楽しみに思います。だからこそ、この同窓会サイトも、こうしたマッチングの場としても活用いただけるように、検討を進めているのです。
安達:4年近く前の記念祭の日に、冨村さんにご相談したことを皮切りに、WEB・システム専門のコンサルタントとして、ここまでたくさんの経験を積むことができました。この間にも、たくさんのご縁をいただき、仕事をして参りましたが、これら全てが、母校聖学院から繋がったご縁ばかりなんです。現在は糸魚川(根知)にお住まいの大野泰邦先生には、たくさんお世話になりました。冨村さんと一緒に、吹雪の中、大野庵に泊まりがけで、とある特許取得のための実験を重ねたことも、今ではとても良い思い出です。取得した特許の内容についてここで話すと長くなりますので、それは新しいお仲間だけにお話ししたいと思います。SDGsに関連した特許とだけ話しておきます(笑)
なんと特許もお持ちなのですね!幅広くご活躍されていることがよく分かりました!お二人には、今後はどのような展望がありますか?
冨村:弊社団としては、日本中のパイロット志望者に、正しくアップデートされた情報を、リアルタイムに提供していくこと。そして日本中の訓練機関と協力して、航空会社および社会全体が必要とする、人間的にも技術的にも優秀なエアラインパイロットを排出し続けること、しかないと思います。最近では、弊社団で運営するPILOT専門進学塾・シアトルフライトアカデミーの卒業生たち、つまり現役のエアラインパイロットたちが、教鞭を握ってくださっています。中には、聖学院卒業生も数名いるんですよ!この成長を地道に続けて行くことが今後の目標です。そしてコンサルタントとしては、安達さんのような若くて熱意のある方のスタートアップをもっとお手伝いしたいし、同じコンサルタント仲間になっていただきたいなと思います。
安達:目まぐるしく社会が変化する中で、ビジネスというものがどういった点でお客様の成果・変化にかかわってくるのか難しいと感じております。そのため、深くかかわることができる様々なジャンルでご活躍の方と会ってみたいと思っております。自分はIT技術でお客様の課題解決をしてきましたが、ITはただの手段にすぎないことをここ数年ビジネスをやっていて、よく考えさせられました。IT技術での課題解決だけではなく、未来を見据えた仕組み作りを自分の強みにしていきたいと考えております。ジャンル問わず、現状、課題に感じていること、改善したいこと等の声を沢山聞いてみたいと感じております。人と人、技術と人をつなぐことをモットーに、課題解決に取り組んでまいります。些細なお悩み事伺いますので、ぜひ、お話をお聞かせください。
ますます母校聖学院を中心に、大きな輪が出来てきそうですね!大きく期待しています。
私たちができること
実績
パイロット相談室
パイロット志願者がパイロットになるための情報収集、オンライン相談が可能なオウンドメディアを構築しました。また、年代、状況に合わせたパイロット志願者をサポートするサービスも提供しています。
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※同窓会としていただきました情報は守秘します。